体験談。子宮内膜症、卵巣嚢腫…だけでは終わらなかった謎の病。1年原因が分からず痛みに苦しんだ日々。~1~

病気のお話

子宮内膜症、卵巣嚢腫、そして病名がつかなかった?な病気

チトセ
チトセ

こんにちは。

私は十年前に婦人科の病気を患い現在も通院しています。『子宮内膜症』、『卵巣嚢腫』と診断され、3度の入院、2度の手術をしました。

今回は手術に至るまでの経緯や体験した症状を紹介し、このような病気で悩む女性の手助けになればいいなと思います。

そして婦人科学会で発表されることになった謎の病気…。

子宮内膜症、卵巣嚢腫って?

子宮内膜症とは、子宮内膜組織が、本来あるべき子宮の内側ではない場所に増殖してしまう病気。

多くは子宮のある骨盤の中の腹膜や卵巣。

臍、肺や腸などとんでもない所にできたりする稀発部位子宮内膜症もあります。

卵巣内に液状のものや脂肪などがたまってしまう病気です。20歳代から30歳代に多く見られます。9割の方が良性です。そして次の4つに分けられます。

・子宮内膜症によって卵巣内に月経の度に出血した血液がたまってしまう『卵巣子宮内膜症性嚢胞(チョコレート嚢胞)

私はこれに当てはまります。↑

・歯や毛髪などの組織がたまり、胚細胞にできるもので、両方の卵巣に生じることもある『皮様性嚢胞』

・閉経後の女性に多く、卵巣内にネバネバした液体が溜まってできる『粘液性嚢腫

・10代から30歳代に多く見られ、発生頻度の高いのう腫で、漿液(しょうえき)という、卵巣から分泌される透明の液体がたまる『漿液性嚢腫』

10代から激しい月経痛、多い出血量、貧血、吐き気の症状が

私にもあったお肌も心もツルツルモチモチの10代…。

月経が始まってから毎月生理痛に悩まされていました。

学生時代は授業もまともに受けられないほどの激痛。

市販薬が効かなくて早退したり学校を休んだり…。

遺伝もあるのでしょうか。祖母や伯母が酷かったらしく伯母は救急車で運ばれる事態まで。でも月経痛は誰にでもある普通の症状。この頃はそんな風に思っていました。

市販薬の用量の何倍も服用。激痛で夜間の緊急病院にかかる

20代になっても変わらずの激痛で会社に行くのもままならず…。しかし誰にでもある生理痛。きっとみんな同じなんだ。みんな同じ痛みに耐えてるんだ。とにかく我慢をしていました。市販の痛み止めも効かず、腹が立ち用量の何倍も服用したり…。(用法、用量は守りましょう…<(_ _)>)

そんなある夜、生理が終わる5日目ぐらいに腹部から肛門にかけての激痛!痛さで呼吸も苦しくなり夜間緊急病院に診てもらうことに。

応急処置の痛み止めなどの処置。原因は分からず…。次の日にはかかりつけの病院に行くよう言われました。

生理痛ではない?元々胃が丈夫ではなく胃炎の症状があったので胃腸に原因が?と思い翌日内科、胃腸科のかかりつけ医に相談へ…。

大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)

かかりつけの医師によると、『大腸憩室炎』と言われました。…生理関係ではないのかな?

大腸憩室炎とは

大腸憩室とは腸管の外側に向かって風船のように飛び出した大腸の壁の一部分のことです。そこに細菌が繁殖して炎症を起こし、痛みや下痢、発熱することもあります。


そんな症状が生理中や生理が終わる頃に出るようになりました。なので婦人科の病気も疑っていたのですが。

そして子宮内膜症、卵巣嚢腫との診断が

妊娠中は生理がない為生理痛の酷さなど忘れていて、娘が生まれ(大変だった出産…陣痛が始まって娘が生まれるまで2日)子育てに奮闘する日々。

(思えば妊娠中の検査で卵巣に異常がなかったのだからこの頃は正常だったのかな…)

生理が再開しても生理痛は昔ほど酷くなく、時が過ぎていきました。しかし、娘が3、4歳の頃にまた昔の激痛が始まりました…。



今度は右側だけの下腹部の痛み。フラフラする感覚。職場では顔色が真っ青と言われるように。

周りの勧めで思い切って婦人科を受診しました。そこでの診察結果が子宮内膜症、卵巣嚢腫。右側の卵巣の大きさが握りこぶし大に。

(正常な卵巣の大きさは親指の大きさ)

…ショックでした。まさか自分がそんな病気になるなんて。涙がぽろぽろ…。車の中で一人泣きました。稀に悪性の場合も、と聞いたのでマイナス思考の私は娘の事を想うと怖くてたまりませんでした。

卵巣嚢腫と知り、車の中で大泣きをするイラスト
車の中で涙ぽろぽろ

でも良性の場合がほとんどだから!

家族の励ましもあって手術を受ける事になりました。

腹腔鏡による手術

先生はとても優しく説明をしてくれました。お腹を三か所2センチ位切ってそこからスコープや鉗子を入れて手術を行いますからね。

…え…よくテレビなんかで見たことのある手術だ…。それを私が?

卵巣は残し腫瘍だけ切除する方向で。

腹腔鏡手術とは

おへその下と右左の下腹部(左右の卵巣がある部分)3か所に穴をあけ、空洞を作るために炭酸ガスを注入。そこにスコープや器具を入れて手術を行う方法です。4か所穴を開ける場合もあるとか。

麻酔は全身麻酔で行います。

手術の流れで問題がある場合は開腹手術に変更する場合もあるからね。と。

恐怖恐怖恐怖…。先生はにこにこしながら説明をしていますが、ビビりの私は恐怖でしかありませんでした。

5日間の入院予定。

不眠症の私。手術前夜は眠れるはずもなく…。

睡眠薬を服用しても眠れない…。体力を使うから眠った方がいい…分かってるけど。そう思うと余計に眠れませんでした。

結局ほとんど眠れずいざ手術へ。

もう腹をくくるしかない!家族に見守られ手術室へ入りました。

痛み止めの点滴がオフになっていた!私の地獄の始まり

医師がたくさんいる…。緊張感が漂っている。そんな風に感じながら天井を眺めていました。

初めての全身麻酔。怖いなぁ…目覚めるのかな。…ていうか本当に麻酔効くのかな?とか考えてるうちに口にマスクを当てられ、「吸い込んでね」と言われ、あれよあれよといううちに瞼が重くなり…目の前が真っ暗になっていきました。

それから何の記憶もありません…。

目覚めたとたん寒さと痛みが襲ってきた!!

手術時間は2時間30分。

ん…?揺さぶられてる…?「チトセさん!チトセさん!」あれ、誰かが呼んでる…。

ぼーっとしながら目をゆっくり開けると、家族がのぞき込んでる…。

「頑張ったね!手術終わったよ!」

 

チトセ
チトセ

…終わった…?

その時

チトセ
チトセ

さ!寒いい!!

  

ガタガタ震えだす体!さっ!寒い!!!

普通の寒さじゃない!猛吹雪の中にハダカで放り込まれたような寒さ。自分の意志とは関係なく震えが止まらない!

加えて痛みが襲ってくる…。

看護師さんや家族に必死に訴える。「さ…寒い…」絞り出して声に出すと、看護師さんが電気毛布を被せてくれたのです。

そして意識がもうろうとする中聞こえてきたのは看護師さんの声…。「お腹開きっぱなしだったから内臓が冷えて寒くなっちゃうのよ」

そうなのか…。うう…寒い寒い…!

あぁ…家族の声も聞こえる。何か言ってるなぁ…。

ん?私移動してる?ストレッチャーに乗ったままどこに…。あ、病室か。あれ?みんな病室に来てくれないの…?私は一体どこに連れていかれるんだろう…。

後から知った事ですが向かったのは病室ではなくICUでした。

どこかの部屋に運ばれてようやく寒さの震えが収まりましたが、今度はとてつもない痛みが襲ってきました。

聞こえてきた医師の「モルヒネ流れてない!」

痛い!痛いよ!言葉では言い表せないようなお腹の中から差し込むような鋭い痛み。麻酔から覚めたから?でも異常に痛い!!

看護師さんに訴えると今に痛み止めが効いてきますから、と。

早く!早く効いて!ぼーっとしててもこの痛みはハンパない!

いつまで経っても痛みが引くどころか痛くなる一方でした。

チトセ
チトセ

看護師さん、痛いです…痛すぎます…

必死に訴えると看護師さんが「先生に聞いてみますね」と、近くにいた医師から指示を待っていました。早く何とかして~!痛みで目も開けられない!!

すると男性医師が

「点滴!モルヒネ流れてない!!」

え⁉痛み止めが流れてない⁉ちょっとまって!要するにお腹いじられた状態のまま!?そりゃ痛いよ!!

看護師さんの「(担当)先生呼んできますか!?」の声。

「いいよ僕がやる!」

「でも」と躊躇する看護師さんの声。

何が起きているのか痛みで目を開けられずにいたので声での記憶しかありませんが、点滴の処置をしてくれたのは担当の医師ではなかった?(ていうか担当の先生じゃないと処置出来ないのかな…?)

そのあとの「責任は僕が取るから」の一言は涙が出てしまいました。

…医療関係の事は分からないですがなぜこんな事になったのか…。これは酷かった(;_:)

そして手術前の説明では術後、病室に向かうはずだったのですが、なぜかだだっ広い医療用の機器に囲まれている部屋にいました。ここは?私の他にも2、3人いるようでした。

それから長い長い1日が始まりました。

チトセ
チトセ

今回はこの辺で…。続きも書こうと思いますのでまたお会い出来たら嬉しいです。

最後までお付き合いありがとうございました!

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